ワーママめろんのブログ

育児、留学、語学などのことを書いていきます。小1男子の育児中。留学コーディネーターです。

読書メモ:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

こんにちは。ワーママめろんです。


最近読書が復活してきたので、少しメモを残したいと思います。



あらすじなどなく、私の個人的感想です。



この本は2013年4月に発行されてます。



私はこの10年間ほとんど本を読めなかったのですが、村上春樹さんの大ファンなので一応発売に合わせてハードブックを買いました。



この本は1Q84などと異なり、一冊完結で短いので、一回は読んだ記憶があるのですが、


今回読んだらほとんど覚えていませんでした。



2013年4月と言えば、0歳児育児真っ最中だったので余裕がなかったのだと思います。



今改めて読んでみて、主人公と自分の歳が1歳しか違わないこともあり、気持ちの流れが痛い位にしみるような感覚がありました。



特にフィンランドにエリに会いに行った時の2人の会話は、グッとくるものがあります。


30代半ばになると、すでにいろんな結果を持っていているものですね。職業も結婚も。


もう、大学生のころのような、真っ白なスケッチブックを持っているような感覚はありません。



つくるとエリハ、以前は同じ場所にいたけれども、今ではすでに遠くにいる。物理的にも気持ちも。


それでも過去の痛み、楽しかったこと、若い気持ちを共有している2人の時間や、言葉がとてもリアルに響きました。



7年前の私は、きっと違う感想を持ったんじゃないかと思います。覚えていないのが残念。



あと5年後に読んだら、また新しい感想があるかもしれません。



ノルウェイの森くらい水々しいと思いますが、主人公の年齢設定が高いので、一般的にはそんなことはないのかな。。



とにかく心が洗われました。



ありがとうございました。